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冷製スープを出すと思い出す事。

雑記
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こんばんは。
なかなかの暑さにダイエット希望の方は厨房アルバイトしたらいいんじゃね?と思った、ゆうごです。

 

 

暑くなったら冷製スープが飲みたくなります!

 

今日はヴィシソワーズ、じゃがいもの冷製スープをお出ししてました。

 

僕がヴィシソワーズと言うものを知ったのは あの人気ドラマ!!
   

『ナースのお仕事』です笑

 

観月ありささん演じる朝倉いずみさんが、弱った誰かに食べてもらうために作った的な感じだったと思うのですが、、、
(内容はそこまで覚えてないんかい)

 
あの時のヴィシソワーズの発音?言い方?がなんか脳みそにへばりついてて
ヴィシソワーズ作るときは毎回思い出してニヤニヤします笑

 

料理ってこういう風に思い出とセットだったりするので面白いなーって思います。(今回のはニュアンス違うかもだけど)

 

 

あともう1つ、ヴィシソワーズを作る時に思い出す真面目な話があります。

 

あれは、京都に働いてる時だったなあ。

 

 

その時の店では冷製スープはベースを作っておいて
その日使う分を牛乳と生クリームで味を整えてお出しする形だったんですけど、
日によって若干、味を変えてたんですよ。

 

ん、いつも同じでいいんじゃないの、、 って思うじゃないですか?

でもいつもより暑い日は、塩分ほんのちょっとだけ強めだし
ジメジメベタベタしてる日は、若干サラッとしてたり。

 

何にも考えずにやってたらマジでスルーするところなんですけど、当時の料理長が教えてくれました。
料理長は言ってくださったこと覚えてますかね?笑

 

 

料理長、曰く。。

 

暑い日は、みんないつもより汗をかくから
自然と塩分が欲しくなるからちょこっと強目でも良いと。

ジメジメした日は、食欲も少し落ちるし濃すぎると食べれないから味を軽くしても良いと。

 

ほぉー、まさに目から鱗ですな。

 

よくよく考えてみると そりゃそうか!って思うことなんです。

でもそれまでは 自分主観のベストの味というか、
この料理はこの味で決まりだよねっていう味がありました。
 

なのでそれを作ろう!くらいにしか考えてなかったです。
毎日覚えること、認めてもらうことに 必死でそこまで考えが至ることなんて無かったのかもしれません。

 

けど、この話を聞いた時に 料理人には想いやり?が必要なのかなと思いました。

ということは、 実家の料理的な感じなのかなとか思ったり。
同じメニューがよく出てくるし、当たり前に美味しいと思える。
けど、いつも若干味が違って飽きないというか、落ち着くというかそんな感じ?

より相手に寄り添った料理、味になるイメージといえばいいのでしょうか。

これが、今から約10年ほど前に教えて頂いた話でした。

自分がベストだと思う味のベースはあるけれど、
その時々の状況(常連さんだったら味の好み。注文頂いた他の料理との流れ。気温、天候等)
によって自由に、変えても良い。
というか変わるのが必然でもあるなあと、 今でもそう思います。

 

うちのメインのロースト系のメニューにどんなソースか書いてないのは、
そんな背景があったり、なかったり。。
(決してソースまで書くのがめんどくさいわけではないのです笑)

 

 

とにかく、せっかくお店に来て頂いてるのだから
満足して、楽しかった。あしたも頑張れるよ!! と帰って頂きたいし
そうじゃないと僕も楽しくない。

 

出来ないことはできないと言うけれど、
ある程度は、会話をさせてもらいながら 料理について色々相談させてもらい作るのも また、
小さい店の醍醐味かなあと思います!!
(初回は何も言わずウチの味を楽しんでね笑。ボリュームは相談可です)

 

ぜひ、小回りの効くスマイユへ!

あなたの好きな料理と思い出を教えてください。

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