こんにちは、こんばんは。
ビストロスマイユ、ゆうごです。
今日は、最近けっこうテレビやデパ地下でも目にする事が増えた気がする、
パテアンクルートを深掘りする回です。
うちの店に来て頂いた事がある方はたぶん、食べてもらってるのでは?と思うんですが、
はじめて聞いた方、聞いたことあるけど実際どんなものなの?っていう方にもわかりやすく。
そして、食べてみたくなる説明をしたいと思います!
パテアンクルートを分解してみる
パテアンクルートは、
パテ(pâté)….肉や魚などの具材を細かく刻み、ペースト状あるいはムース状に練り上げたもの
アン(en)….の中の
クルート(croûte)….パイ皮、殻
という感じです。なので、
直訳すると、パイ皮(殻)の中のパテといったニュアンスですね。
ほぉー、パイの中にパテっていうのが入った料理か。。。
と想像できますよね。
ここまでくれば、
パテアンクルートの説明はもういらないかもしれません笑
実際にスマイユで作ってるのはこんな感じです↓↓
ザクっとしたパイ生地に、しっとりとした中のパテが入ってる。。
たまんないです♡
その中身のパテについてもう少し教えてよーって方は、過去記事でパテドカンパーニュについて書いてますのでそちらをご覧ください!
作り方はどんな感じ?
作り方は、人によって多少違う部分はあると思いますが基本的に変わらない部分は、
①パイ生地をつくる。
②パテを練る
③パイ生地を伸ばして型に敷く
④その上にパテを入れ、パイ生地で蓋をする
⑤オーブンで焼く
⑥冷ます
と言った具合だと思います。ダイジェスト版の動画を作ってるので、よろしければご覧ください。
↑ちょっとジージーうるさくて御免なさい
はい、こんな感じでした。
パイ生地、パテだけなのでそんなに個性が出る料理じゃないのかな??と思われた方もいらっしゃるもしれませんが、
シンプルに見えるからこその個性が出やすいのかなあと思ってます。
まず、パイ生地を折り込みパイにするのか、練り込みパイなのか。
パテの材料は、豚なのか、鶏なのか、うさぎ?
レバーの比率はどうするのか?スパイスは?
型はどんなのを使うのか???
背脂は敷くか、敷かないか?
最後に流すジュレの味は?
などなどあげればキリがないのですが、料理人は毎回作るごとに調整したり、創意工夫を加え常に進化させて作っています。
それが楽しかったりするんですよね〜。
フランス料理人のロマンである
パテアンクルートは
フランス料理人のロマンである
と、誰かが言ってたような言ってなかったような。。笑
とにかくフランス料理を携わってる人間は、絶対といってもいいほどこの料理に憧れるものです。
いわゆる、古典料理と言われるものの中でも僕は圧倒的にカッコいいそのビジュアルと、迫力にビビビっときましたね。
この料理は知らない人にぜひ知って頂きたいし、これから先の料理人達にも受け継いでいってもらいたい料理です。
最近では、メディアにもちょこちょこ取り上げられるようにもなりました。
パテアンクルートの世界大会もあるくらい、素晴らしい料理です。
伝統ある、料理の中に今までの自分の知識、感性を詰め込んで仕上げる逸品。
フランス料理店で見かけた際はぜひ、食べてみてください!!
スマイユには、基本的にいつもあります!
売り切れの際はご容赦ください。。
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